イワナ王子の駐日イワナ王国大使館

主にファイプロ、プロレスのことについて話します。

【ライバル物語】一条と雨宮の過去の話

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遅くなって本ッ当に申し訳ございません!! 

 私生活でちょっとお仕事のこととかとある試験に向けての勉強とか色々あったり、ファイプロ的なことでは急遽、本記事の主役でもある第4の男、雨宮泰雅の作成に取り掛かったりでなかなかブログの更新ができませんでした(言い訳)

 

 さて、本当は今回、昨日デビューした雨宮泰雅(あまみやたいが)の紹介をする予定でしたが、雨宮のファイトスタイルについてのお話をするだけだと、割とよくいるU系スタイルというだけなのであまりに淡泊な内容になってしまいます。そこで、今回は今まで意図的に語っていなかった背景的な部分のお話を少しばかりしていきたいと思います。これを語ることで雨宮についての紹介で書けることの幅が大きく広がりますので、どうかお付き合いください(__)

 

 まず、一条と雨宮ですが、メタ的な意味で公の場に初めて出た為にyswwpf様との交流戦をデビュー戦と言っていますが、設定的には既にデビュー済みです。それどころか二人とも若くして入門したためそれなりのキャリアがあり、日本のメジャーと言われる団体に入門したこともあり、二人とも多少は知られているレベルの選手でした。

 

 

 ほぼ同期入門した二人は前座期間を経て、一条は恵まれた体格を活かす術を身につけるためアメリカへ、雨宮は何か武器を身につけるためにメキシコへ海外遠征に出されました。

 

 そして、遠征先で二人とも現代的なキャラクター性を身につけました。一条はダークな雰囲気を持ったパワーファイターのギミック(イメージとしては新日本プロレスのEVIL選手のような感じを想像していただければ近い感じです)になり、雨宮はルチャスタイルを身につけ、鋭い打撃とスピーディーな飛び技を武器(こちらはイメージ的にはマスター・ワト選手などが近いでしょうか)にジュニア戦線で一定の存在感を示すようになりました。

 

 割と団体からもプッシュされている部類で、ベルトにこそ手が届かないもののギミックがファンから中々の支持を集めていましたが、二人とも大きな悩みを抱えていました。それは、「今の自分のプロレスは自分のやりたかったプロレスではない」ということでした。

 

 

 ここからまだ明かせない部分もあるので少し説明を端折りますが、そんな悩みを抱えている中、フリーとして二人のいる団体に参戦していた大物レスラー、イワナーマスクが団体を立ち上げるため選手に声をかけて回っていました。中でもイワナーマスクが特に欲しがったのが一条と雨宮の二人だったのです。ですが様々思うところはあっても、メジャー団体所属の肩書き、育ててもらった恩などがあり、そう簡単に決断できることではありませんでした。

 そんな彼らを口説き落とした殺し文句が「お前らのやりたいプロレスをやってくれ」という一言でした。

 この一言でメジャー団体を退団し、イワナーマスクの元でゼロから自分のやりたいプロレスをするために、二人はギミックキャラクターを捨て、コスチュームもオーソドックスなものにし、再デビューを果たす……というのが、彼らの今現在の歴史です。