イワナ王子の駐日イワナ王国大使館

主にファイプロ、プロレスのことについて話します。

【選手紹介】一条一誠の話

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 まず一発目のレスラー紹介記事は絶対この人にしようと決めていました。我が王国(団体名未定)が誇る若手のホープ、一条一誠選手です。

 

 彼は今までアイマスのアイドルばかりクラフトしていた私が、初めて作成したオリジナルのレスラーです。故に思い入れはめちゃくちゃ強く、そのせいでイワナ王子オーナーにめちゃくちゃ苦労させられてる『悩める若者』です。

 

 そもそも彼のファイトスタイルですが、彼の試合を観た人は大抵、恵まれた体格の割に使う技がオーソドックスで地味、大技がほとんど無いなどあまり現代のプロレスに適応できていないような印象を受けると思います。

実際、彼のデビュー戦となったyswwpf様の配信での交流戦でも、地味すぎ、受けすぎの塩気味の試合をしてしまいました。

 

 実はこの地味という部分に関しては狙い通りだったりします。

というのも、彼は派手な大技を使わず、地味なグラウンドの展開や関節技、そして受けの姿勢がより自身のジャーマンを引き立てるというのが彼の信条なのです。

 

 しかし、彼には結局試合を決めることのできる技はジャーマンのみ、それも他には警戒する技すらないとなれば、ジャーマンは対戦相手どころか観客にも読まれてしまいます。そうなればなかなか決まらず、切り返され、反撃されてしまいます。

 

 ならジャーマンに繋ぐまでの過程を工夫すればいいじゃん!という話なのですが、彼は「お決まりの流れで得意技に繋ぐという現代プロレスの定番」を嫌い、どこからフィニッシュに繋がるかわからない、場合によっては突然試合が決まるような試合をしたいのです。

 

 つまり、彼のやりたい試合というのは、「昭和プロレス」なわけですね。もっと言うなら昭和の新日本プロレスでしょうか。

 

 ですが、単に現代のプロレス界で昭和プロレスがしたいだけの選手なら、皆様は魅力を感じるでしょうか?少なくとも私は感じません。それは、過去昭和プロレスを戦ってきた先人にも、現代プロレスを戦う現役レスラーにも失礼だからです。

 

 では、彼は魅力のないレスラーなのかと問われれば、それはNOです。なぜなら彼のプロレスというのは「存在しない昭和プロレス」なのです。

確かに彼の試合は「どこかで観た昭和プロレスっぽい」のですが、例えばエルボーやドロップキックの使い方などは思いっきり現代的ですし、グラウンドの展開が何分も続いたりするわけでもない。

全体的に現代のプロレスの作法に則って試合をしているのです。

 

 それでも自分の理想を目指し、もがき、苦しむ『悩める若者』だからこそ、彼には無限の可能性と魅力がある主人公タイプのレスラーである、と親バカを晒してお話を締めようと思います。

本当は、彼の来歴やこのスタイルを目指した理由などにも触れたかったのですが、既に文字数がとんでもないことになってしまっているので、今回はここまでにしたいと思います。

ここまで長々とお付き合いしていただき、ありがとうございました。またよろしければお付き合いください。